俺様同居人とヒミツの関係!?
 
「きちんと話し合うつもりだ。俺だって、もう、東条を悲しませることはしないと、この前そう決めたんだ」

「……ふーん」


その答えに納得いったかは分からないけど、滝本は俺を置いて先に登校した。


「……これで、いいのか?」


これで、納得してくれたのか?


「はぁ、恐ろしいやつだな……」


滝本の二重人格を初めて知る。気が動転して、エレベーターから降り損なうとこだった。


「まぁ、なににしろ」

これから、あいつに見られている時は、東条に慎重に接しねーとな……。
 




saiga side end




 
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