俺様同居人とヒミツの関係!?

　
しばらく歩く事、五分。

あと数歩で門に入る。


「師匠、そろそろ着くよ～」

「マンションから学校が見えていたから分かる。にしても、目の前にするとデカい学校だな」

「これでも地方一の進学校だからね～。他県から生徒を導入できるようにって、生徒を募集する数が多いの。

あ、ちなみに、うちの会社が援助してるよー」

「お前がなんで地方一の進学校に入れたか、やっと分かったわ」

「ちょ、裏口入学なんてしてないからね！？　苦労して入ったの！」


苦い思い出を飲み込んで、一呼吸おく。そして、


「師匠、そろそろ私から離れてね」と忠告した。