俺様同居人とヒミツの関係!?
 

「(って、何言ってんだ私は!)」


出会って二日目。当たり前のことだけど、師匠のことが全くわからない。


「師匠?」

「あ?」

「あの、もう大丈夫みたい、だけど……」

「あ? あぁ……そうだな」


人ごみから遠く離れた校舎裏。だいぶ走ったから、もう大丈夫。

だけど、息を整えた師匠は、まるで上の空から帰ってきたように、握っていた私の手をバシッと振り払った。


おい!

勝手に握っておいてその態度はなんだ!

さすがの私も傷つくから!!

 
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