向日葵
久しぶりに行った学校
白石日向とさえ会わなければ葵くんは変わらない
会わないことを願っていたのに、
「ひなちん、大丈夫かなー?」
この女、白石日向といつも一緒にいる
「何が?」
もう一人の声が聞こえた
「だって、会長ひなちんが好きじゃん。だから、襲われでもしてたら」
その瞬間、今までにないくらい俊敏に動いた葵くん
その女の前まで行き
「日向はどこにいる?」
焦りが見られる表情
「せ、生徒会っ室です、」
それを聞いて一目散に走り出した
あたしたちも、その後を走るが葵くんに追いつくなんて到底無理な話だった