向日葵
「自分で取ってよ」
というも、無言で見つめられるから諦めた
はぁ、と仕方なしによそっていると
「日向と葵って熟年夫婦みたい」
前からとんでもない爆弾発言が
「えっと、まさ??」
「なんか、お互い言わなくても通じてるてきな」
さっきまで、陣さんと言い合いしていたあつも入ってきた
ママやかおちゃんも、こっちに注目してるし
「まぁ、葵だったら日向のこと任せられるしねぇ」
そして、ママよ
一旦、黙りたまえ
「お前ら小さい頃は、ずっと結婚するとか言ってたのになぁ」
「実際のとこどーなんだよ」
ニヤニヤと笑う双子
「別にどうもないわよ」
「ハルー、お前の娘は反抗期なのかー」
「まぁ、日向の貰い先がなかったら俺が引き取ってやるよ」
「日向は反抗期なのかー。しょーがない」
うんうんって頷いてるけどね、パパ
私、パパの友達に軽くプロポーズされてんのよ
「あつかー、あたしは葵のほうがいいと思うわー」
ママ、マジで黙ってよ