イタミ
「おお。前野か。じゃあお願いな。」



先生は普段大人しい私が手を挙げたことに驚いていたようだが、

私にそのままたのんだ。




私はちづるや未夢に何か言われるのが嫌だったから、


帰りの会が終わったら、急いで準備をして、



自分の分のカバンと神崎さんのカバンをもって、教室を出た。





私の行動に、美山さんたちは何も言わなかった。


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