イタミ
「え!ほんとに!?」



神崎さんは嬉しそうに私を見た。


目をまん丸にしている。



私は少しでも神崎さんの役に立ちたかった。



「うん!!毎朝迎えに行くよ。

カバンを背負って、ケンケンするの大変だもん。あ、でも、学校までケンケンできる?」





「うん!それは全然!!
頑張って絶対学校までケンケンする。」





神崎さんが目をキラキラさせながら言う。



こんなに生き生きとした表情を見るのはいつぶりだろうか。



「前野さん。ほんとうに、ありがとう。」






神崎さんはそう言うと、満面の笑みでこちらを見つめた。




なんてキレイなんだろう。




笑顔がキラキラしてる。



この顔を毎日見れるようになりたい。





「どういたしまして。」




私は心を込めて、神崎さんに伝えた。





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