イタミ


神崎さんは私の言葉を聞いた後、うつむいてしまった。



どうきたんだろう。


どこか痛いのかな。





「神崎さん?」





私は心配になってたずねる。









…。





そのとき、モモの上に置かれた神崎さんの拳に、しずくが落ちているのを見つけた。






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