*ハツコイの味*-空色のキミに-
「は…?ちょ、ちょっと!パンツ見えるよ??」      

真利ちゃんは私の行動に焦りを含んだ声で注意した。

ごめん、真利ちゃん!!
あれは私にとって大切なものなの!



「真利ちゃん!先いっててもいいよ!」

後ろを振り返りながら真利ちゃんに言う。
私のせいで真利ちゃんが遅れる訳には行かないしね!



…?真利ちゃんの様子が変。

「あっ!杏里、前!!」


前…?前になんかあるのかな?
私は後ろを見ていた顔を前に戻した。
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