*ハツコイの味*-空色のキミに-
「……猫?空?」


興味なさそうにしてたのに、その言葉に反応してこっちを命くんは見た。


空色の瞳と私の瞳が重なりあう。



いつも考えてることが分かんなくて、怖いかもって……思っちゃう。


それでもそんなことなくて、

本当のキミはこんなにも優しい。
それは小さな優しさかも知れないけど……。


私にとっては大きな大きな、空みたいな優しさなのです。



……キミの優しさを私はスキになったんだよ!!



 
私は今言える精一杯のヒントを、自分の言葉で命くんにぶつけた。



ね、猫ってきまぐれだよね??
……言ったことおかしかったかも……!!


「ま、まぁとにかくきまぐれで優しいってこと!!」



まとめるように私は言った。
……まとまってないなぁ、もう…。



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