＊ハツコイの味＊-空色のキミに-

「え…?!わっっっ！！」　
「う…わっ！」


自分の声と低い男の子の声が重なった。
やば…！

　

そう思った時にはもう遅く…。
ベチーン！！！


私は再び廊下の床に顔面から突っ込む形となったのだ。



ううう…痛い…。
２度もやっちゃった。恥ずかしいなぁ…。


「ちょっと杏里～…ダイジョブ？」

「ん～いちおダイジョブ。」



私は真利ちゃんに手を貸して貰って痛む腰を押さえながら起き上がった。