*ハツコイの味*-空色のキミに-

迫る恐怖

*****


次の日、私は少し朝早く家を出て学校に向かった。
昨日はちょっとしか散っていなかったイチョウが今日はたくさん散っていた。



もう冬が近いのかな……。


そんなことをぼんやり思いながら足を進める。
いつもぼんやり見てしまう空は、抜けるような真っ青な空だった。





「……早く立ち直らなきゃ。」 



まぁ立ち直るって言っても……。
新しい好きな人を見つけられる訳でもないんだけどね……??




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