*ハツコイの味*-空色のキミに-
いきなり皐月くんの表情が影をおとしたように沈んだ。
そしてポツリ、ポツリ、と言葉を漏らした。



「…瑠花は…命に依存し始めた。」 



依存。




それはひとつの物に必要以上の執着を見せること。



常に一緒にいないと何もできないとか

死ぬとか…。

テレビでそうゆう特集を見たことがあった私は思わず顔を青ざめさせた。



「依存って…例えば?」


今の私は震えてるだろうな…。
それでも知りたいという好奇心は抑えられない。





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