*ハツコイの味*-空色のキミに-
私の前に差し出されたモノ。
それは私が探し求めていた、真利ちゃんから貰ったペンだった。



え…?!まさか、拾ってくれてた?



私はペンを受け取りながらお礼を言う。

「あ、ありがとうございます!……けがは大丈夫ですか??」



「……へーき」


その人はそれだけ言い残してスタスタ行ってしまった。


不思議な人だったな…。
けど、ペン見つけてくれた。



しかも……すっごく綺麗な人だった。
私はしばらくその場に立ち尽くしていた。



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