*ハツコイの味*-空色のキミに-
誰もいないその空間に少なからずとも恐怖がだんだんと私を襲ってきた。 


どうして誰もいないの…??
これも瑠花ちゃんの仕業なの…??




「…やだよ、怖いっ…」      



震える声で助けを求めるけど何も反応はない。
その何もなさに私はまた体を震わせた。




真利ちゃんもいない。

皐月くんもいない。




…誰もいない。
怖いよ、



 
助けて…。

 



< 181 / 226 >

この作品をシェア

pagetop