*ハツコイの味*-空色のキミに-
「やだっ、触んないでっ!!!」 


ガリッと軽い音がしてから男の人と私との距離が少し開いた。


「っ!!!ってぇっ!何すんだよ!」


安心したのも束の間。
私の頬に強い痛みが飛んできた。


バキッ…!!!


さっき瑠花ちゃんに殴られた傷に重なってまた痛みが響いてくる。


壁に勢いで叩きつけられた私は抵抗する力もなくなった。


体が…動かない…。
またもや霞む意識に目を閉じかける。




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