*ハツコイの味*-空色のキミに-
「あ!!やっぱ好きな人できたでしょ!!」 


私は思っていた事を当てられ、言葉が出なくなる。

やっぱり、真利ちゃん鋭いっ…!!
それでもバレるわけにはっ…!!



じりじりと私ににじみよる真利ちゃん。
あっという間にトイレの奥の壁まで追い詰められてしまった。



「杏里!!私に隠しごとするのっ?!」

「うっ…」


痛いところを当てられ言葉がつまる。
真利ちゃんは私が真利ちゃんに隠しごとができないことを知っている。

 

私は仕方なく諦めることにした。



「わ、わかったよ~…」


あぁ、どこまで私はドジ踏むんだよっ!
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