*ハツコイの味*-空色のキミに-
「いやぁ~ごめんねぇ!!今日の日直の仕事まだあるんだわ!」 


「はい……??」


 
私の前にはヘラヘラとした笑いを浮かべる担任の姿。



え……??仕事??



真利ちゃん、そんなこと言ってたっけ?
身に覚えのない事実に頭をひねらせる。




「いやー、実はさ!日直の奴にも言うの忘れてたんだ!」



てへぺろと言う効果音がつきそうな位の笑顔で担任は言った。
私はそんなことよりも。




(この先生、真面目に頭は平気なのかな……)



その疑問だけだった。
< 50 / 226 >

この作品をシェア

pagetop