*ハツコイの味*-空色のキミに-
私は気づかなかった。







自分が自分の身長より高い荷物を抱えていることに。



グラリと傾いていく私の体。



気づかなかったんじゃない。
忘れてた。





あぁ、なんて私はドジなんだろう。




私は体に走る衝撃に備えて目を閉じた。




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