*ハツコイの味*-空色のキミに-
ど、ど、ど、どうしよう!!
また、迷惑かけちゃった!!




今度こそ保健室連れてかなきゃ!!



私は命くんに言うよりも速く、命くんの腕をとった。






「え?!」


「ほんと、ごめんなさい!!保健室行こっ!!」



私がいきなり命くんと腕を掴んだからか、命くんはビックリしている。



「お、おい!大丈夫だからさ!」


「けど…!!」




あわてて命くんは否定する。
私が言葉を発する前に、命くんは次の言葉を口から出す。



「ホントに…大丈夫からさ、な?」


申し訳なさそうに命くんは言う。
なんでそんな申し訳なさそうに言うの…?



悪いのは私なのに…。



知らず知らずの内に私の目からは一筋の涙が出ていた。
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