*ハツコイの味*-空色のキミに-
「いや、だってさ……口開いたまんまだぞ、開いたまんま。そりゃバカな訳だ。」        


なぬ?!わ、私がバカなの?!
な、なんて失礼なぁ……。


まだコロコロ笑っている命くんに反論しようと口を開いた。



「ばっ、バカじゃな……!!」


「さっき自分でバカって言ってたのに??」



「っ……。」





……なんにも言えなかったです、はい。






「……まーさ。俺はやっぱあんたの迷惑好きだわ。」



命くんは興味なさそうに窓の外を見た。
あ。そっか。



その事に話したのに忘れちゃってた…。
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