*ハツコイの味*-空色のキミに-
てゆーか命くんって……。

まさか…。
 


まさかまさかね?
そのまさかね?



真利ちゃんの問いには答えず、恐る恐る壁にかけてある時計を見る。



 


「……あああっ!!」





教室に悲痛な私の声が走った。

    


もう、とっくに休み時間になってる!!
ヤバイよ~!!!


真利ちゃんの呼び止める声や、周りからの視線なんて気にしていられなかった。


私は目的の空き教室に向かってダッシュした。


 
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