*ハツコイの味*-空色のキミに-
慣れない感触のせいで声もでない。

けど、恥ずかしくて……絶対言えないよ。
言ったら恥ずかしさで爆発する~……。



命くんの顔はまだ目の前にある。

顔を必死で見ないように横にフルフルとふる。
 


「……言わないならキスするよ?」


「……?!」



キッ、キス?!
またまた慣れない単語に顔を赤くする。



私がなにかを言う前にもう、命くんの顔がすぐそこに迫っていたーーー。



 
< 88 / 226 >

この作品をシェア

pagetop