ときめき☆同居生活~暴走族のアイツと~
「…うっ…う…」
女の子は頬を手で押さえながら、泣き崩れた
でも、いじめっ子たちはそれを気にも留めず女子を罵り続ける
私は、その様子を見ていてもたってもいられなくなってつい飛び出してしまった
女子たちは私を見るなり驚いて固まる
私は、精一杯強がって震えを押さえながらいった
「あ、あんたらさっきから聞いてたらその子が一方的に悪いなんて言ってるけど悪いのは彼氏じゃん!!」
震える足を一歩一歩ゆっくり動かせてうずくまってる女子の手を取って立たせた
…と、同時に
「走るよ!!!」
女の子を引っ張って、その場を逃げるようにどこかに向かって走った