ときめき☆同居生活~暴走族のアイツと~
「…じゃあ…」
私もジャケットのポケットから、あるものを取り出して花崎さんに手渡す
「これって…」
「気に入ってるハンカチです。家族写真の代わりにならないかもしれないけど…」
花崎さんに手渡したのは__…ワンポイントに花がついてる黄色のハンカチ
おじいちゃんが死ぬ前にくれた物で、思い出が詰まってる物
「いいんですか?」
「はい。これを担保だと思ってください。絶対に返しにくるんで」
じゃあといって出口に向かって走る
…でもまた足を止めて、振り向いた