ときめき☆同居生活~暴走族のアイツと~
*2*
風邪-翔琉side-
「ねえ、本当三日月ってすごいよね。あの芽衣ちゃんからキスマークもらえるなんて」
三日月が転入してから、約一週間経った頃
まだまだ飽きずに蓮は何度もその話を持ち出してくる
…何回目だよ、いつ飽きんだこいつは。
勇心は変わらず、それを聞くと悔しそうに嘆いた
「なんで、あんな女みたいな男にあんな美女がー!!!」
日向も相変わらず本を読んでいて話に入らない
ため息をついて頬図をつきながらボーっとしていると、いきなり蓮が俺の額に手を当てた
俺は、その手を振り払って睨む
「…なんだよ」