指先からwas唇からlove【再公開】
翌日。
また驚く事が。
「海也、どうしたの?! 髪っ?!」
女子も男子も、教室に入ってきた海也の髪を見て騒然としていた。
私も始め誰だか判らなかったほど。
短く刈った髪、色は真っ黒だった。
全然印象が違う、とても真面目そうな……それでいて爽やかだった。
そんな海也と目が合う。
恥ずかしそうにしてる海也の側に寄ろうとしたら、
「海也っ!こっち見て!」
窓から顔を出していた隣のクラスの北川さん達が彼を呼び止めて、いきなりカシャ!と海也の写真を撮っていた。
「あ、なにすんだよ??」
その北川さんのスマホを取り上げようと、海也が教室から慌てて出ていく。
「北川さん、すごいね。彼女の遥香ちゃん、同じ教室にいるのに」
槇ちゃんが感心してしまうほど、自然に海也と接している。
廊下で、海也と北川さんは仲良さげに追いかけっこしてるみたいにも見えた。
ズキズキする。
見たくない。
私って、本当に海也の彼女なんだろーか?
また驚く事が。
「海也、どうしたの?! 髪っ?!」
女子も男子も、教室に入ってきた海也の髪を見て騒然としていた。
私も始め誰だか判らなかったほど。
短く刈った髪、色は真っ黒だった。
全然印象が違う、とても真面目そうな……それでいて爽やかだった。
そんな海也と目が合う。
恥ずかしそうにしてる海也の側に寄ろうとしたら、
「海也っ!こっち見て!」
窓から顔を出していた隣のクラスの北川さん達が彼を呼び止めて、いきなりカシャ!と海也の写真を撮っていた。
「あ、なにすんだよ??」
その北川さんのスマホを取り上げようと、海也が教室から慌てて出ていく。
「北川さん、すごいね。彼女の遥香ちゃん、同じ教室にいるのに」
槇ちゃんが感心してしまうほど、自然に海也と接している。
廊下で、海也と北川さんは仲良さげに追いかけっこしてるみたいにも見えた。
ズキズキする。
見たくない。
私って、本当に海也の彼女なんだろーか?