指先からwas唇からlove【再公開】
競技大会が終わり、それぞれ社交辞令的な言葉を交わしたあと、スマホに珍しい人からラインが来てるのに気付く。
【お久しぶりぶりです! 亜美です(^○^)
うちのこと覚えてますか?
ご無沙汰して、いきなりごめんなさいー
ちなみに競技大会わず。
緒先先輩も来てますか?!】
亜美ちゃんも、応援に来てたんだ。
会えるのかな?
会えるなら会いたいな。
懐かしい気持ちにジンワリしながら、ポチポチと返信する。
【来てるよ。亜美ちゃん、どこにいるの?
海也、すごかったね! 良かったね!】
彼女と同じ人を好きになったからこそ、
この興奮と嬉しさを一番共有できると思ったからだ。
だけど、彼女からきた返事は……