指先からwas唇からlove【再公開】

競技大会が終わり、それぞれ社交辞令的な言葉を交わしたあと、スマホに珍しい人からラインが来てるのに気付く。



【お久しぶりぶりです! 亜美です(^○^)

うちのこと覚えてますか?

ご無沙汰して、いきなりごめんなさいー


ちなみに競技大会わず。

緒先先輩も来てますか?!】



亜美ちゃんも、応援に来てたんだ。


会えるのかな?


会えるなら会いたいな。



懐かしい気持ちにジンワリしながら、ポチポチと返信する。




【来てるよ。亜美ちゃん、どこにいるの?

海也、すごかったね! 良かったね!】




彼女と同じ人を好きになったからこそ、
この興奮と嬉しさを一番共有できると思ったからだ。





だけど、彼女からきた返事は……










< 282 / 287 >

この作品をシェア

pagetop