指先からwas唇からlove【再公開】
2時間目。
音楽の授業の為、リコーダーと教科書を持って音楽室へ移動。
場所はなんとなくしか分からない。
……きっと、海也いたらサボってただろうな。
そう思いながらクラスの女子の後をついて廊下を歩いていると、
「あ、深雪先輩だ」
「生活指導室に呼ばれてるー」
「最後に入ったの刑事っぽかったよ」
昨日、トイレにいた三年の女子が三人、教頭先生達と一緒に部屋に入るところへ遭遇してしまう。
「海也のケガのことじゃない?」
「あー、とうとう警察沙汰?」
女子の遠慮ない噂話に気付いた深雪先輩は、
こちらを振り返り、
「!」
そして、また、私と目が合った。
一瞬、鋭い視線を向けたかと思うと、そのまま先生に押し込まれるように部屋に入って行ってしまった。
……また、敵作っちゃったかな?
音楽の授業の為、リコーダーと教科書を持って音楽室へ移動。
場所はなんとなくしか分からない。
……きっと、海也いたらサボってただろうな。
そう思いながらクラスの女子の後をついて廊下を歩いていると、
「あ、深雪先輩だ」
「生活指導室に呼ばれてるー」
「最後に入ったの刑事っぽかったよ」
昨日、トイレにいた三年の女子が三人、教頭先生達と一緒に部屋に入るところへ遭遇してしまう。
「海也のケガのことじゃない?」
「あー、とうとう警察沙汰?」
女子の遠慮ない噂話に気付いた深雪先輩は、
こちらを振り返り、
「!」
そして、また、私と目が合った。
一瞬、鋭い視線を向けたかと思うと、そのまま先生に押し込まれるように部屋に入って行ってしまった。
……また、敵作っちゃったかな?