先輩は彼氏!?
“だって蒼空君、紫乃チャンの事ばかっり見てるんだもん”
哀しそうな目で呟いた桃愛。
その場に居る事ができないアタシは“桃愛、ゴメンネ”それだけ言って部屋を出た。
―カチャ
「ただいま・・・」
部屋はシンとしていた。
「柚矢ー?」
生徒会かなぁ・・・
何だかんだで柚矢に惚れてる自分が居る。
もうすぐ6:00か。
アタシはキッチンに行った。
冷蔵庫を開けたけど。
「空っぽじゃん・・・」
そう呟いたときだった。
―カチャ
「紫乃ー。ただいまぁー」
「あ、柚矢!おかえりぃー」
玄関まで小走りで行って柚矢にハグした。
「あ、紫乃が積極的(笑)」
「ね。買い物行こ?」
アタシは部屋で着替える柚矢を待ち遠しく思った。
アタシは先に着替えてきたけど。
柚矢は帰ってきたばかりで制服だったから。