先輩は彼氏!?
教室に戻ってきたアタシは目を丸くさせた。


だって、黒板に書かれた名前。

その横にはどんなドレスかが書かれていた。


「紫乃チャン、一番丈の短くてフリフリのだよー♪」

横では自分の衣装を満足げに見つめる桃愛。


「はぁ・・・最悪ッ・・・」


アタシは呟いた。



家に帰ってきても、柚矢の姿は無い。

それが分かると急ぎ足でリビングに行き、ソファにダイブ。


「ん~。ぐはぁーッ」

アタシはソファに顔を埋めた。


「つっかれたぁぁぁ!!」


制服だから大胆に足は開けないけど、見えない程度に伸びをした。


「んー・・・ぐぐぐ・・・」


その時だった。


ピーンポーン・・・


部屋のチャイムが鳴ったので駆け足で玄関まで行った。

「はぁーい・・・」


カチャ


そこに立っていたのは・・・
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