恋愛船〜jast two〜
「ん……」
窓からはいる太陽の光で目がさめた。
いつのまにか、寝てしまっていたらしい。
空き教室にかかってある時計をみてみると、昼休みまであと5分。
けっこうな時間、ここで寝てしまっていた。
寝すぎたせいなのか、あたまがズキズキする。
なにげなくポケットに手をつっこむと、カサッと右手がなにかにふれる。
……?
ポケットからとりだしてそれをひろげてみると、朝の手紙だったことにきがつく。
みるんじゃなかった……。
まぁ、いいや。
ちょうど北校舎にいるし、さっさと断って帰ってこよ……。
かたい机で寝ていたせいか、全身がいたい。
んーっとのびをする。
俺はおおきなあくびをしながら空き教室をでた。