恋愛船〜jast two〜



「……っ」


はじめて花恋が泣いているところをみた。


俺が泣かせたんだ。


好きな子泣かすとか、俺、最低だな。


あたまをガシガシとかく。


もう、今日は帰ろう。


それで明日、花恋にもう1度はなしかけてみよう。






“明日”


それが後悔することになるなんて、このときの俺はまだしらなかった───。


< 51 / 60 >

この作品をシェア

pagetop