恋愛船〜ｊａｓｔ ｔｗｏ〜

先着２名

俺は今日も、あのふたりをみないようにする。


恋愛は、タイミングがだいじなんだ。


すこしでもそれがずれると、運命がかわる。















“恋愛船”は、


俺と花恋がのっていたのに、


俺がしらないあいだにのせていた宇佐美詩織と、花恋がのせた秋によって、しずんだ。






先着２名の船に先にたどりついたのは、


───花恋と秋だった……。






恋愛船の定員は、２名様まで。






よけいなものをもちこんだから、






しずんでしまった───……。









END〜