Precious un
そんなことを考えてたらふいに後ろから声がした。



「…みや」





「ほ…みや」






「星宮!!!!」





肩を叩かれて後ろを向くと、そこには同じクラスの龍也くんがいた。



「りゅ、りゅうやくん…!?」





びっくりして声が裏返る。





「星宮も今日日直だろ、日誌かかねーと。」





そういえばそうだった…




このクラスは名簿順に男女ペアで2人ずつ日直が回ってくる。



今日は私の番。





日直って黒板を消したり先生のお手伝いをしたり日誌を書いたり…意外と大変なんだよね。




「ご、ごめんね…!今やる…!」





「おう、早く終わらせちゃおーぜ。」






りゅうやくんはそう言って自分の席に戻った。



…といっても隣だけど。
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