パンプスとスニーカー
第3章 花は桜木
「で?お前、落ちちゃったわけ?」
「落ちた」
壮太の呆れた顔に怯むこともなく、キッパリと頷く武尊はどこか誇らしげだ。
ある意味、彼も潔い男。
というか元々臆面もない性格なので、一度認めてしまえば妙な片意地を張って、一人悶々と悩むタイプでもなかったから、壮太にしてみてもまったく意外でもなんでもなかったが。
「俺も武藤さんはけっこう悪くない選択だと思うよ。今まで付き合ってた女たちなんかより、ずっといいんじゃねぇの?まあ、これまでの女のタイプとは、ずいぶん真逆な方向の転換だけどな」
「まあな」
服装一つにとってみても、今までの武尊が好んできた女たちとひまりとでは180度違う。
なによりも、
「お前って、妹タイプはうざくて面倒臭いからヤだって避けてなかったけ?」
「落ちた」
壮太の呆れた顔に怯むこともなく、キッパリと頷く武尊はどこか誇らしげだ。
ある意味、彼も潔い男。
というか元々臆面もない性格なので、一度認めてしまえば妙な片意地を張って、一人悶々と悩むタイプでもなかったから、壮太にしてみてもまったく意外でもなんでもなかったが。
「俺も武藤さんはけっこう悪くない選択だと思うよ。今まで付き合ってた女たちなんかより、ずっといいんじゃねぇの?まあ、これまでの女のタイプとは、ずいぶん真逆な方向の転換だけどな」
「まあな」
服装一つにとってみても、今までの武尊が好んできた女たちとひまりとでは180度違う。
なによりも、
「お前って、妹タイプはうざくて面倒臭いからヤだって避けてなかったけ?」