ヒミツな婚約者!?

恋は花火☆隼人




「そやならお前、
キスしーひんだったんか?」



帰るなり、慶太とこんな会話。

ゆなは今夜の花火大会の準備をリンさんとしているらしい。


「いっいや、ここに‥した。」


俺は自分のおでこを押さえる。

ゆなに観覧車の中でキスした所。



「プーっ!!
ほんま、おもろいなぁ~隼人っ」


黙れ。
ならお前はリンさんにキスしたのかよ。


「中学生でも唇にしよるちゅーねんっ」



まだ言うか。

慶太は腹を抱えて、
甲高い声で笑っている。

だんだんコイツに苛立ちを覚えてくる。




でも実際、
あまり文句言える立場でもない俺。



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