ヒミツな婚約者!?
はっきり言って、今日の遊園地はいっぱいいっぱいだった。
大体、遊園地に入るなり永遠の愛だぞ?
なんつー、
こっぱずかしい遊園地なんだよ。
普段、堂々とデート出来ないからゆなは、いつもより俺にベッタリ。
…顔がにやけかけたっつーの。
しかも、お化け屋敷。
ゆなが怖がりだとは分かってた。
だからちょっとヤバいかなぁーとは思ってた。
でもあんなに思いっきり抱きつかれて、
涙ぐみながら名前呼ばれて、
普通でいれるか?
毎度のことだが俺には無理だった。
「そやかて担いでくることはないやろ」
まぁ確かに、
あとで考えると…そうだな。
「端からみたら危険な奴らやで」
危険な奴ら…そうかもしれねー。
…ん?