ヒミツな婚約者!?
ーーーーーー………
「…んん、ん~?」
なんでだろう?
私はなぜか、
再びベッドで寝ている。
しかもおでこには、熱冷ましのシートが貼ってあるうえに氷まで乗せてある。
必死で思いだそうとするが、
体が辛くてそれどころではない。
たしか、
アラームが鳴って、起き上がって…
そこから記憶がない。
わかるのは、
体がすごくしんどいってことだけ。
すると部屋の扉がガチャっと開いて、
隼人くんが入ってきた。
『わりぃ、起こした?』
両手には、
お粥の乗った御盆を抱えている。
お粥ってことは、
風邪でも引いたのかなぁ。
「ううん。
私‥どうしたの?なんか体が熱い‥」
実際、体はすごく熱くて、
パジャマの下は汗をかいていた。
ベタベタしていて気持ちが悪い。