「好き」と「好き」


「んー、まぁさ、それ本当のことじゃん」



「いや、、うん。そーなんだけどさぁ…」


何も言い返せないけど…っ!!


「奏多、なんでも完璧にこなしちゃうじゃん。そこは諦めなって!」



でも、なんか……

「…くやしい…!!!」



「奏多と美沙って上と下が反対な感じだよね」


笑いながら言う紗弥加にわたしはチョップを一つカマしといた。


わたしもわかってるもん!


しっかり者の奏多とわたしとじゃ、まるで兄と妹。

しかも年も一つしか離れてないし。


まだ中学生と高校生の時は様になってたけど、奏多が高校生になった今はほんとにどっちがどっちだか。




< 8 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop