奥さんの身柄、確保!
第3話 犯人の正体
「奥さん。本当に思い当たるフシがないんですかぁ?」
「イヤ全く」
彼がポッケからメモ帳を取り出して、私はさっきから事情聴収を受けている。
「俺、出る前にちゃんと調べて来たんです……それで遅くなっちゃったんですけどね……いやホントに」
何やら奥歯に物が挟まったような言い様だ。
訝しむ私に構わず、彼は続ける。
「この辺りで同様の被害は全く出ていない……奥さんのところだけなんですよ。ピンポイントで狙ったとしか思えない。
そうしたトコロに警察を装った不審者……そいつ、明らかに犯人ですよ。しかも貴女の家だと知ってやってる」
「コワイ事言わないで下さいよぉ…」
「ね、奥さん。最近なんか変わったことがないですか」
「変わったコト?」
腕組をして考える。
最近変わったコトと言えば……
「そうそう。最近やたらモテるようになったかな~、なんて」
「ふーん」
全く興味なさそうだ。失礼なヤツ。
私はムキになって続ける。
「イヤ全く」
彼がポッケからメモ帳を取り出して、私はさっきから事情聴収を受けている。
「俺、出る前にちゃんと調べて来たんです……それで遅くなっちゃったんですけどね……いやホントに」
何やら奥歯に物が挟まったような言い様だ。
訝しむ私に構わず、彼は続ける。
「この辺りで同様の被害は全く出ていない……奥さんのところだけなんですよ。ピンポイントで狙ったとしか思えない。
そうしたトコロに警察を装った不審者……そいつ、明らかに犯人ですよ。しかも貴女の家だと知ってやってる」
「コワイ事言わないで下さいよぉ…」
「ね、奥さん。最近なんか変わったことがないですか」
「変わったコト?」
腕組をして考える。
最近変わったコトと言えば……
「そうそう。最近やたらモテるようになったかな~、なんて」
「ふーん」
全く興味なさそうだ。失礼なヤツ。
私はムキになって続ける。