ゴミ少女【短編ホラー】
4.ゴミ少女
1ヶ月…


2ヶ月…


3ヶ月がたった。



TVも新聞もネットニュースでも、雪菜のことは出なかった。



彼女の両親は警察に届けているかもしれないが…


まず俺につながりはしないだろう。



しかし、用心の為、少女に声をかけるのを、

あれ以来、やめていた。



でも、もうそろそろいいだろう…



俺の体が、少女の体を欲してきている。



明日あたり、場所を変えてくりだそうと考えていた時、

着信メロディが流れてきた。



1人でTVを見ていた俺は、TVの音かと思ったが、

鳴り止まないメロディが気になり、部屋の中を見回した。



まるで、メリーゴーランドで流れるような曲だな…



ふいにそう思って、嫌な予感がした。



俺の携帯電話から、そのメロディが聞こえている!



バイブ以外の設定はしてないはず…



不審に思いながら、携帯を手に取るとメロディが止まった。



画面に、<Eメールあり>の表示。
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