ゴミ少女【短編ホラー】
5.真夜中の狂宴
俺は携帯をにぎりしめ、真夜中の道路を廃墟の遊園地へと車を走らせた。
暗闇の山道を、懐中電灯の灯りをたよりに突き進む。
ふと見上げると、黒い夜の闇の中に、
黄・赤・緑のライトで煌々(コウコウ)と輝き、回る観覧車が目に入ってきた。
ライトがついてる!
それに回ってるじゃないか!
こんな夜中に!
俺をからかってるのか?!
いや…何か要求があるはずだ。
警察でなく俺にメールを送りつけてきたからには、
脅して、金でもゆすり盗るつもりにちがいない…。
猛スピードで、俺は山中を走り向りぬけた。
遊園地の敷地に入ると、
そこは全く別世界になっていた。
黄・赤・緑の三色ライトの光が遊園地を、美しくライトアップし、
メリーゴーランドがあのメロディを奏(カナ)で、動いている。
無人の木馬は、優雅にゆらりゆらりと上下しながら回転し、
誰も運転していないゴーカートと蒸気機関車も、楽しく遊ぶようにゆっくり動いている…
なんだ?
これは!
そのとき、声がした。
「待ってたの…」
暗闇の山道を、懐中電灯の灯りをたよりに突き進む。
ふと見上げると、黒い夜の闇の中に、
黄・赤・緑のライトで煌々(コウコウ)と輝き、回る観覧車が目に入ってきた。
ライトがついてる!
それに回ってるじゃないか!
こんな夜中に!
俺をからかってるのか?!
いや…何か要求があるはずだ。
警察でなく俺にメールを送りつけてきたからには、
脅して、金でもゆすり盗るつもりにちがいない…。
猛スピードで、俺は山中を走り向りぬけた。
遊園地の敷地に入ると、
そこは全く別世界になっていた。
黄・赤・緑の三色ライトの光が遊園地を、美しくライトアップし、
メリーゴーランドがあのメロディを奏(カナ)で、動いている。
無人の木馬は、優雅にゆらりゆらりと上下しながら回転し、
誰も運転していないゴーカートと蒸気機関車も、楽しく遊ぶようにゆっくり動いている…
なんだ?
これは!
そのとき、声がした。
「待ってたの…」