探偵の彼に追跡されて…
私達は翌日籍を入れ、沙汰郎が手配していてくれたチャペルで式を挙げる事になった。

式には沙汰郎のお母様や佐々木のおじさん、一条夫妻、堤下夫妻、堤下先輩や優子先輩、幸子さんや渉君、そして友達の佳乃も、勿論私の両親も来てくれた。

両親は沙汰郎から私の居場所を聞いていたらしい。

だから私が居場所を言わなくてもそんなに心配していなかったのか?

お腹の大きい事には驚いていたけど…

幸子さんにはどうして相談してくれなかったのかとこっ酷く怒られてしまった。

でも、最後には良かったねと、泣いて喜んでくれた。

本当に私は皆んなに思われて幸せ者だ。

だから皆んなの前で誓う。

「美野里、一生幸せにするから、俺も幸せにしてくれる?」

「勿論、沙汰郎は私が幸せにしてあげる」

「愛してる」

「私も愛してる」







    完
< 150 / 152 >

この作品をシェア

pagetop