【完】音にならない“好き”をキミだけに。


釣り合っていなくても、俺が楓生のこと好きなことに代わりはないし、それはこれからも変わる予定はない。全くない。


関係ないんだよ、周りの評価なんて。


「真白くん、お待たせ」

「帰ろっか」

「うん!」


楓生の隣に俺がいて、

俺の隣に楓生がいる。


それだけで、十分なくらい幸せだ。





「…で、ここにさっき求めた値を代入すると答えが求めれるってことです」


俺の家で、楓生に数学を教えて貰っています。


楓生の教え方は凄く上手で、頭の悪い俺にも理解できる。


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