【完】音にならない“好き”をキミだけに。


言いたいことを言わずに

『楽しみにしてる』


気持ちを隠した。

せっかくスーパーに来たことだし、見舞いには行けれなかったけど、明日佐倉にゼリーとかあげようかな。


…早く明日してください。





「……俺さ、何かした?」

「知らない所で嫌われることでもしたんじゃねーの?」

「そう思う?敦弥でもそう思うならそうだよな」

「ちょっとそれどういう意味かな…」

次の日、会えると思った彼女に会えなかった。


佐倉はまた学校を休んだのだ。


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