戦国ゴーストと妖退治
「そうですか。それは残念です」
「はぁ・・・」
「あなたとは、話が合いそうだと思ったんですけど」
合うかー!
どこをどう見てそう思ったわけ。
でも、ただ興味があるってことかな。
現実にいるとか、そう言う話ではないみたい?
見てみたいって言ってたし。
・・・触れてみたいとか、よくわかんないけど。
理科の先生だし、研究欲をくすぐられるのかしら。
「次の授業がありますので・・・失礼します」
「・・・ええ。ノート、ありがとう」
「はい」
逃げるようにして教室を出る。
一度振り返って閉めた扉を見たけど、そそくさとその場を後にした。