戦国ゴーストと妖退治


「の、信長さま。どう思う?」

「どう、とは」

「水原先生のさっきの話。それから、信長さまの事、見えてたと思う?」



駆け降りるようにして階段を下りながらコソコソと信長さまに確認をする。
私は、そんな事を見ている余裕はなかったし。

信長さまの見解を知りたい。




「・・・見えていたかはわからんな。目は合わんかったし」

「そっか・・・」

「妖の話も、見えた上での話なのか、ただの好奇心の上での話なのか。あれだけでは判断できん」

「そうですよね・・・」



水原先生の、独特の空気感のせいかな。
あー、怖かった。

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