戦国ゴーストと妖退治
「頑張るんだな」
「信長さまも、手伝ってっ!」
「無理だな。そやつは俺の事が見えておらんのだろう。俺が見えんものは触れられん」
「・・・もぉ!」
面倒な体質!
ズルズルと昨日の夜みたいに脇に手を入れて引きずっていく。
身体がすごく熱い。
熱、高いんじゃないの・・・?
2部屋ある部屋の一つを開くと、制服がかけられてあってそこが瀬名くんの部屋だとわかる。
なんとかベッドまで引きずり上げると、体力を思い切り奪われぜーぜーと呼吸を繰り返した。
「どうしよう・・・。体温計とかどこにあるかわからないし・・・。あーもう、仕方ないなぁ・・・。信長さま、ちょっと瀬名くんの事見ててね!」
「どこへ行くのだ」
「ちょっと、買い物に行ってくる!」