戦国ゴーストと妖退治


我ながらおせっかいだと思う。
でも、病人をあのまま放っておけないし。


近くにあるスーパーで必要なものを買い込んで急いで部屋に戻った。



「ただいま!」

「・・・まだめを覚ましてはおらんぞ」

「ありがとう」



そして、耳で測れる体温計を差し込み熱を測る。

ピピピと電子音が響き見てみると、熱は38.6℃を示していた。




「ひどい熱!・・・信長さま、物には触れられるんだからこのタオルを濡らしてきてください!」

「貴様、俺を使うのか」

「当たり前です!ほら、早く!」




信長さまの背中を押しやって部屋から出す。
織田信長にこんな指図するのって、私くらいかしら。



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